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2022年3月25日発売予定のNintendo Switch向けタイトル『星のカービィ ディスカバリー』の体験版プレイレポートをお届け。気になるゲームシステムや魅力を余すところなくご紹介!

※記事内容および画像は開発中のものです。仕様は予告なく変更される場合がございます。

『星のカービィ ディスカバリー』ゲーム紹介

「星のカービィ」初の3Dアクション

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2021年9月24日、多数のゲーム情報がひしめく『Nintendo Direct』においても、その初報はひときわ大きな輝きを見せていた。1992年に第一作が発売され、今やマリオやリンクと並ぶ任天堂の看板タイトルとなった「星のカービィ」が初めて3Dアクションになる、という衝撃のニュースに、世界中のゲーマーから歓喜の声が上がった。

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そんな発表時の狂騒も記憶に新しい中、気づけば発売日が目前に迫った『星のカービィ ディスカバリー』。多くのファンが心待ちにする中、このたび待望の体験版が配信開始された。こちらではボス「ゴルルムンバ」との激闘を含む、ゲーム序盤の3ステージをプレイすることができ、製品版同様にJoy-Conをおすそわけすれば2人で遊ぶことも可能となっている。

難易度選択の実装で誰にでも遊びやすく

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期待に胸を膨らませてゲームを開始すると、そこには見慣れない「ワイルドモード」と「はるかぜモード」の文字が。本作では難易度設定が実装されており、コインスターが多めに手に入るが歯応えのある「ワイルドモード」と、体力が多くアクションゲーム初心者に優しい「はるかぜモード」の2つから、自分のプレイスタイルに合わせて選ぶことができる。

文明と自然が融合する「新世界」で繰り広げられる大冒険

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『星のカービィ ディスカバリー』の物語は、文明と自然が融合する「新世界」にカービィたちが取り込まれてしまうところから始まる。謎の「ビースト軍団」にさらわれてしまったワドルディたちを助けるため、ジャングルあり、遊園地あり、ショッピングモールありというハチャメチャな世界で、カービィは大冒険を繰り広げていく。

「いつものカービィ」が3Dで生まれ変わる

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シリーズ初の3Dアクションということもあり、最初の操作にワクワクと緊張が折り重なる複雑な感情を抱いた筆者だったが、ひとたび触ってみるとものの数秒で慣れることができた。というのも、Aボタンでジャンプ、連打すればホバリング、Bボタンで吸い込み、と基本的な操作方法は不変だったからである。

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そんな「いつものカービィ」が、左スティックで自由を動かせるというだけで、全く新しい令和のカービィへと変貌を遂げる。360度から襲ってくる敵との戦闘は過去作では決して得られなかったプレイ体験であり、加えて3Dになったことでレベルデザインは激変。探索の楽しさが過去作とは比べものにならないほど増している。

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とはいえ安心してもらいたいのは、『星のカービィ ディスカバリー』は3Dアクションに抵抗のある方でも問題なく遊べる作品であるということだ。本作では多少視野は動かせるものの、基本的にカメラが一方向に固定されている。そのため複雑なカメラ操作をする必要がなく、考えようによっては「道幅が飛躍的に広がった2Dカービィ」という捉え方もできるだろう。

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序盤のステージということもあるだろうが、むしろ3Dになったことで、実質的な難易度が抑えられているとすら感じられる。奥行きの概念によってプレイヤーが取れる選択肢が大幅に広がっており、敵が集まっていて2Dでは越えるのが難しかったであろう場面も、ちょっと横にずれるだけで悠々スルーすることも可能だからだ。

今度のコピー能力は「進化」する!

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そしてカービィといえばやはり、コピー能力を抜きにしては語れない。敵を吸い込んでその能力を自分のものにする、という唯一無二のゲーム体験は、『星のカービィ ディスカバリー』でももちろん健在。ボムやソード、カッターといったお馴染みの能力が、活躍の場を3D空間に移したことで、これまで以上にド派手な大暴れを見せてくれる。

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さらに本作では、コピー能力を「進化」させることが可能となっている。例えばボムが進化した「チェインボム」では、複数の爆弾が連鎖して爆発したりと、その破壊力は進化前の比ではない。現在公式サイトでは各コピー能力とその進化後が紹介されているので、気になる方は是非そちらも確認してみて欲しい。
コピー能力一覧はこちら

新要素「ほおばりヘンケイ」がプレイをさらに面白く

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そんなコピー能力の進化と並ぶ『星のカービィ ディスカバリー』独自のユニークなシステムが「ほおばりヘンケイ」だ。本作では、フィールドの各所に置かれているアイテムをほうばることで、様々なアクションを行うことが可能となる。具体的には、車をほうばれば巨体でターボダッシュ、自販機であれば缶ジュースを発射(?)といった感じだ。

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コミカルかつ強力な「ほおばりヘンケイ」はレベルデザインとも密接に関わっており、それでしか解決できないギミックも複数用意されている。怪しい壁をぶち破るのは勿論のこと、中にはほおばりアクションでなければ倒せない敵などもおり、「ほおばりヘンケイ」の存在がゲームプレイをより一層刺激的なものにしてくれている。

一度のステージクリアでは味わい尽くせないゲーム性

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なお各ステージごとに「ミッション」も設けられており、普通にステージをクリアするだけでは達成できない目標が複数設けられている。ただ単に「ステージを3D化した」のではなく、3Dでしか実現し得ないギミックと丁寧な導線を盛り込むことで「ちょっと脇道にそれてみようかな」という気持ちを盛り立ててくれるあたりが心憎い。

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体験版ではムービーでの紹介となったものの、本作には「ワドルディの町」という要素も用意されている。ステージ内で見つけたりミッションを達成したりして「ワドルディ」を助けると、街がどんどん発展していきサブゲームも楽しめるということで、一度のクリアでは飽き足らずゲームを隅々まで遊び尽くしたくなること間違いなしだ。

『星のカービィ ディスカバリー』体験版感想

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「任天堂の3Dアクション」といえば、そこには燦然と輝く“マリオ”の文字がある。故にカービィが3Dを採用すると聞いた時、『スーパーマリオ64』や『スーパーマリオ オデッセイ』といった名作たちとどのように差別化するのかが気になった。しかし蓋を開けてみれば、カービィがカービィである、というだけで、3Dアクションとしての新鮮味は十二分に担保されていたのである。

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ファンが長年思い描いていた「カービィを自由に動かしたい」という夢を現実のものにしつつも、2Dアクションとしてのエッセンスも残すことで「らしさ」と「新しさ」を両立させた本作は、今年30周年を迎える「星のカービィ」の新たな第一歩として、これ以上ないほどに相応しいタイトルと言えるだろう。購入はこちら

『星のカービィ ディスカバリー』製品情報

タイトル 星のカービィ ディスカバリー
発売日 2022年3月25日
価格 パッケージ版:6,578円(税込)
ダウンロード版:6,500円(税込)
対応機種 Nintendo Switch
CERO A
ジャンル アクション
プレイ人数 1-2人
メーカー 任天堂
公式サイト 『星のカービィ ディスカバリー』公式サイト
公式Twitter 星のカービィ公式Twitter
権利表記 ©HAL Laboratory, Inc. / Nintendo
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