2020年12月4日配信予定の新作アプリ『パニシング:グレイレイヴン(パニグレ)』のCBTレポートをお届け。気になるゲームシステムや魅力を余すところなくご紹介!
※記事内容および画像は開発中のものです。仕様は予告なく変更される場合がございます。
どんな作品?
累計DL2000万突破の「超爽快本格3DアクションRPG」
『パニシング:グレイレイヴン』は、先行する中国大陸にて累計2000万ダウンロードを記録した「超爽快本格3DアクションRPG」だ。「パニシングウイルス」が蔓延するポストアポカリプスな近未来を舞台とする本作は、圧倒的なクオリティを誇る美麗グラフィックと、パズルとアクションが融合した斬新なバトルシステム、豪華声優陣演じる魅力的なキャラなどを特徴とした作品となっている。
あらすじ
本作の舞台は、そう遠くない未来。核融合技術によりテクノロジーが飛躍的に発展し、国境や民族を越えて全人類の連帯が進んだ時代。地球の未来は輝かしいものになると誰もが信じていたが……。
人類の科学技術への飽くなき探究が禁忌の領域に触れた時、未知のウイルスが突如として発生した。「罰」を象徴する存在として「パニシング(Punishing)」と名付けられたこのウイルスは、人類の脆弱な肉体を破壊するだけでなく、機械の論理回路にも感染し、人間への強烈な破壊衝動に支配される殺戮兵器へと変えてしまう。
1世紀に満たない抵抗の後、かつて繁栄を極めた人類文明はわずかな痕跡を残すのみとなり、宇宙空間に撤退した人類に代わり、パニシングウイルスに侵された機械である「感染体」が廃墟と化した地球を彷徨う。
人類は、人工物の体躯に人間の“心”を宿す「構造体」にパニシングウイルスに抵抗する最後の希望を託し、主人公(プレイヤー)は人間の「指揮官」として「構造体」を率い、地球奪回の戦いに身を投じる……。
先行プレイ動画公開中!
基本的なゲームの流れ
滲むストーリードリブンな作品性
『パニシング:グレイレイヴン』の主要コンテンツ「本編」はステージ制となっており、敵を殲滅してクリアしていくことでメインストーリーが進行していく形となっている(▼シナリオに関しては後述)。「本編」ではADVパートだけでなくバトルパートでもたくさんの会話が飛び交い、リッチな戦闘を大きな売りにする作品ながらもストーリー主導型ゲームとしての性格も覗かせる。
簡単操作で敵を倒していく爽快感
本作のバトルは基本的にはオーソドックスな3Dアクションとなっており、画面左下の仮想スティックでキャラクターを動かし、画面右下のボタン群で攻撃及び回避を行うというお馴染みの操作系となっている。右下の大きいボタンは通常攻撃で、戦闘におけるメインとなる攻撃だ。タップで敵を斬り倒していく爽快感は格別で、バッサリ感に満ち満ちている。
パズルとアクションを融合した斬新なバトルシステム
しかしながら、ただこのボタンを押していればいいかと言うとそうではない。本作には、パズルとアクションを融合したユニークなバトルシステムが導入されているのだ。通常攻撃ボタンの上に色のついたアイコンが並んでいることが確認できるかと思うが、これは「シグナル」といい通常攻撃を敵に当て続けることで獲得できる。これをタップすることで、キャラ固有のスキルを発動できるのだ。
加えてシグナルは「タップすると消える」「同色のものは繋がる」という特性を持っている。これを頭に入れて上手くシグナルをコントロールし、3つ連なった同色のシグナルをタップすると「3チェイン」となって最大の効果を発揮する。このマッチ3パズルを彷彿とさせるシステムにより、リアルタイムアクションでありながらも思考することに重きを置いたゲーム性を実現しているのだ。
コアパッシブや必殺技で敵を一掃
更に各キャラクターには「コアパッシブ」が用意されており、例えばリーフの場合なら任意の「3チェイン」後に赤シグナルをタップすることで「一斉放射」を発動でき、広範囲に10連続ダメージを与えて敵を殲滅することができるのだ。入力そのものはタップするだけと非常にお手軽ながらも、適当な連打では決して味わえない“決めたった感”が非常に心地よい。
また、攻撃が敵に命中するとエネルギーが自動的に溜まっていく。これが貯まりきると極めて強力な「必殺技」を発動することが可能となる。必殺技はその圧倒的な威力もさることながら、専用のカットインが用意されており演出も非常に豪華で、バトルパートにおける最大の見どころとなっている。
回避が火力になる気持ちよさ
とはいえ敵は複数で襲ってきたり、一体かと思えば強力なボスだったりと、なかなかに手強い。ただ闇雲に攻撃しているだけではHPは削られていく一方だろう。そこで重要になってくるのが「回避」だ。通常攻撃横のボタンをタップすることで、キャラが華麗にステップし攻撃を避けてくれる。ただし、回避にはゲージを消費する(※自動回復)ため、連発はあまりできず見切りが重要になってくる。
それだけだと消極的な行動にも思えるが、回避には更なるメリットが用意されている。敵の攻撃を直前で避けることで「高速空間」状態に入り、この間はシグナル1つで3チェインの効果を得られるのだ。(プレイヤースキルに依存するタイプの)回避が火力に直結するこのシステムは、「パリィ」や「ジャスト回避」といった単語に目が無いゲーマーの貴方にはたまらない仕様といえるだろう。
キャラの使い分けが攻略の鍵
なお、戦闘には3人までキャラを連れていくことができ、いつでもバトンタッチすることが可能だ。刀でバッサバッサ切り捨てるキャラもいれば、遠距離攻撃が得意なキャラ、守備に特化したキャラなどキャラクターによって差別化が上手くなされており、相手や展開によってこまめに切り替えることでバトルをより有利に進めることができるだろう。
スマホで“ゲーム”を遊べるという喜び
実際に触ってみた感想としては、スマホの3Dアクションの中では完成度が頭一つ抜けているという印象を受けた。美麗なグラフィックもさることながら、入力に対してダイレクトに反応してくれる気持ちよさ、攻撃一辺倒では太刀打ちできない回避の重要性、それでいてパズルチックなプレイフィールと、“ゲーム”を遊んでいることをしっかりと噛み締められる出来栄えとなっていた。
注目ポイント
終末観あふれる重みのあるシナリオ
本作のメインストーリーは「ハードSF×ポストアポカリプス」な世界観をベースとしており、その内容は極めて重厚かつ終末感にあふれている。プレイヤーは「指揮官」として、人間の“心”を宿すアンドロイド「構造体」たちと心を通わせながら絶望に立ち向かうのだが、感染体との壮絶な死闘を描いたその内容は終始重苦しく、時折胸が締め付けられるような想いすらする。
だがそれは、本作における「本格志向」の証明に他ならない。言うまでもなく構造体たちの可愛らしさは折り紙つきで、手っ取り早くユーザーを集めたいならば当たり障りのないキャッチーなシナリオにした方がいいのだろう。しかし、重苦しくとも読み応えのある筋書きを貫こうとするその姿勢は清々しくもあり、その点においてバトルとメインシナリオには強い一貫性が感じられた。
構造体たちとの心温まる交流
ただ本作というゲーム全てが重苦しさ一辺倒かというと決してそんなことはない。感染体を前に鬼神の如き姿を見せる構造体たちも、一歩戦場を離れれば可愛らしい表情を見せてくれる。本作では構造体が暮らす「宿舎」のインテリアを自由自在にカスタマイズできるほか、プレゼントを贈って彼女たちとの絆を深めていくことが可能だ。絆レベルが上がれば特別な台詞や隠しエピソードが解放されるとのことで、美少女たちとの交流も大きなストロングポイントとなりそうだ。
超人気キャストが集結
その意味において、日本リリースに際して新たに声優陣を起用したのは大正解だったと言えるだろう。主要メンバーを務めるのは何れ劣らぬ超豪華声優陣ばかりで、決して明るくはない作風に強い彩りを添えている。その馴染み深い演技はストーリーに強い臨場感を与えてくれると同時に、日本人プレイヤーにどこか安心感を与える役割を果たしているようにも思えた。
キャスト(五十音順)
やり込み度100%の育成要素
そんな可愛らしいキャラクターたちの入手方法だが、ストーリー進行でも何体か獲得できるものの、メインとなるのはやはりガチャ(開発)である。ただデイリーミッションをはじめとした報酬を獲得できる機会は多数用意されているし、一定回数での天井も設けられているのは有難いところだ。
本作は育成要素にも注力されており、複数の方法で構造体を強化することができる。シンプルなレベルアップはもちろん、装備はそれ自体にレベルの概念があるし、意識を上手くセットすればプレイヤー好みにステータスを伸ばすことが可能だ。スキルの性能を上げれば、戦闘がぐっと楽になってくる。
中でも独創的なのは“昇進”で、「特定のステージをクリア」「レベル○○に到達」といった条件を全て満たすことで構造体を昇進させることができる。ステータスを大幅に上昇させられるのは勿論だが、新兵、伍長といったように階級が上がっていくのが本物の軍隊のようで(細かい点ながらも)とてもユニークに感じた。
CBT感想
筆者は家庭用ゲームもよくプレイするのだが、今回のCBTではそうしたコンソール機に対する強すぎるまでのリスペクトを感じた。マシンスペックをフルに生かしたハイクオリティのグラフィック、ボリューミーかつ重厚なストーリーはまさしくCSタイトルのそれであり、「スマートフォンというプラットフォームでどこまでできるか」という開発陣の挑戦的な姿勢がひしひしと伝わってきた。
中でも、練りに練られたバトルシステムはその最たる例といえる。近年は放置やオートといった言葉がアプリストアを飛び交うが、それはある意味「ゲーム性が薄いこと」を売りにしているとも言える。だが本作はそうした風潮に真っ向から反発し、3Dアクションの面白さは「考え/動かす」ことにあると捉え、戦略性と回避に重きを置いた、連打では到底太刀打ちできない本格バトルを採用している。
はっきり言ってしまうと、『パニシング:グレイレイヴン』は決して「片手間で遊べるよ!」と気軽に勧められるタイプの作品ではない。スマホゲーの文法に親しんだ方にとっては、その熱量の高さに面食らう部分も多々あるだろう。だがそんな本作だからこそ、最大公約数的な作りでは絶対に味わえない“本物の体験”ができるのだ。故に、作業ゲーのルーティンに疲れてきたあなたにこそ是非一度プレイして頂き、あの頃感じたゲームの面白さに立ち返ってほしいと心から思う。
『パニシング:グレイレイヴン』の基本情報
アプリタイトル | パニシング:グレイレイヴン |
---|---|
配信日 | 2020年12月4日配信予定 |
ジャンル | 3DアクションRPG |
対応OS | iOS/Android |
価格 | 基本プレイ無料/アイテム課金制 |
会社 | HK Hero Entertainment |
公式サイト | 「パニシング:グレイレイヴン」公式サイト |
公式Twitter | 「パニシング:グレイレイヴン」公式アカウント |
©GUANGZHOU KURO TECHNOLOGY CO., LTD. All RIGHTS RESERVED.
©HK HERO ENTERTAINMENT CO., LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
※記事内容および画像は開発中のものです。仕様は予告なく変更される場合がございます。