今年最大の注目作！近未来オープンワールドRPG『サイバーパンク2077』を大特集！ 全てのゲーマーが夢見ていた、ゲームの“未来”がそこにある

2020年12月10日発売のPlayStation 4, Xbox One, PC用ソフト『サイバーパンク2077』について特集しています。詳しいゲーム内容は勿論、購入ガイドについても掲載しておりますので、ぜひご覧ください。

全世界待望の近未来オープンワールドRPG

ウィッチャー3の「CD Projekt RED」が手がける超大作

今から五年前、とあるポーランドのゲーム開発会社より1本のタイトルがリリースされた。後にその年のゲーム・オブ・ザ・イヤーを獲得する『ウィッチャー3 ワイルドハント』は、プレイヤー自身が行く末を決められる没入感のあるストーリー、現実と見まごうほどのオープンワールド、“おつかい”感を微塵も感じさせない物語性に富んだサイドクエストなど、これまでのゲームを過去にする程の作り込みで全世界のゲーマーを熱狂の渦に巻き込んだ。

今年5月には「ウィッチャー」シリーズが累計5000万本を突破するなど、一躍業界を代表するゲーム会社となった「CD Projekt RED」。今世界で最も注目されているゲーム会社といっても過言ではない彼らが、2012年頃から始まったという膨大な開発期間をかけ、来たる2020年11月19日に満を持して送り出す最新作こそが『サイバーパンク2077』である。

暴力的なまでの技術進歩が産む社会の歪み

ゲームの紹介に入る前に、タイトルにも冠されている「サイバーパンク」について軽く解説しておきたい。サイバーパンクは1980年代に大流行したSFのサブジャンルで、人間性が失われたハイテク社会の中、類型的なヒーロー像とは異なるあり方で既成文化に対抗する存在を描き出した作品を指す。それまでの明るい未来を描いたSFとは異なり、退廃的な世界観をベースとしているのが特徴だ。

サイバーパンク作品の中では、機械と人間が融合したサイボーグや、ネットワークと脳内をダイレクトにつなぐ電脳空間、恐るべきまでの発展を遂げた人工知能などが往々にして登場し、そして一つとして例外なく腐りきった社会が描かれる。映画『ブレイドランナー』や『ロボコップ』、『攻殻機動隊』と言えば、ピンと来る方も多いのではないだろうか。

夢にまで見た世界がそこにある

改めて本題に入ろう。本作『サイバーパンク2077』はどんなタイトルかというと、「上の解説文を見て、あなたが脳内に描いた映像」そのものをゲーム化した作品と言って差し支えないと思う。テーブルトークRPG『サイバーパンク2.0.2.0.』を原作とするオープンワールドRPGの本作は、完全シームレスの超広大なマップに、これまで培われてきたサイバーパンクの文化全てを詰め込んだ、壮大なおもちゃ箱のような作品となっている。

本作の舞台は、悪徳企業とギャングがのさばる巨大都市「ナイトシティ」。権力と犯罪が支配するこの街で、主人公「V（ヴィー)」が友人・ジャッキーとともに成り上がろうとする姿が克明に描かれる。運命の悪戯で不老不死の鍵を握るインプラントを追うことになったVたちは、時に手練手管でピンチを切り抜け、時に血みどろの銃撃戦をくぐり抜けながら、摩天楼の狭間で必死に生き抜いていく。

ゲーム史上最強クラスの自由度

あなた自身が物語を作る

何から話したらいいか分からないほど盛りだくさんの『サイバーパンク2077』であるが、特徴を一つだけ挙げるならその「圧倒的な自由度」を置いて他にはないだろう。本作のゲームプレイは選択に次ぐ選択の連続であり、プレイヤーの決断によって物語は幾重にも分岐していく。目前に銃を突き付けられた時、何を話すのか、はたまた黙するのか(本作においてはタイムアップも一つの選択肢である）。あなた自身が物語を作るナラティブな体験が楽しめるのだ。

自分だけのキャラクターがもたらす没入感

「選択の自由」という作品の根幹は、ゲームを開始してすぐにその片鱗を見せる。本作では細部に至るまでキャラクリエイトが可能となっており、理想の分身作りも思うがままだ。加えてストリートキッド・ノーマッド・コーポレートの3つから「ライフパス(生い立ち)」を選ぶのだが、この選択によって全く異なるオープニングストーリーが用意されているのだ。導入が終了した後も、ライフパス毎に同じ場面での選択肢が異なっていたり、専用のサブミッションも実装されているとのことで、どれを選んだら良いか頭を抱えそうだ。

アイディア次第で無限に広がる攻略法

ソロ(雇われの殺し屋)	ネットランナー（電脳ハッカー）

無論、本作における自由度とは、単に「提示された選択肢から一つを選ぶ」ということのみを意味する訳ではない。例えば敵の本拠地に潜入するに当たっては、あなたのアイディア次第で様々なアプローチで拠点を攻略することが可能となっている。腕力を鍛えれば正面突破で銃撃戦を繰り広げつつ無理矢理ドアをこじ開けられるし、他方ハッキングの技術を磨けば、監視カメラで敵の位置を把握して邪魔な相手を陽動するなど、スマートに制圧していくことも可能なのだ。

「したいこと」を実現する育成システム

こうした攻略の多様性は、洗練された育成要素によって強く特徴付けられている。本作では主人公の能力が5つのパラメータで表されており、レベルアップで得られるポイントを自由に割り振ることができる。例えば「知性」を上げればハッキングが上手くなり、「意志」を上げればステルス能力が上手くなるといった具合だ。加えてプレイヤーの行動によって直接的に成長する「スキル」も実装されており、一人称のアクションを中心に据えながらもメカニクスとしてはRPG的な性格を大いに含むゲームシステムとなっている。

身体改造で広げるゲームプレイの幅

そして極め付けは「サイバーウェア」だ。サイバーパンク作品とは切っても切り離せない身体改造であるが、本作ではその世界観をそのまま育成システムとして取り入れている。例えば切れ味鋭い「マンティスブレード」を腕に仕込めば近接戦闘は間違いないし、人口肺に取り替えれば無尽蔵のスタミナが手に入る。いうまでもない事だが武器や防具といった装備品も多数実装されており、無数に用意された“遊び道具”の組み合わせによって誰一人として同じもののないゲーム体験を現実のものとしているのだ。

『サイバーパンク2077』のここに注目！

寄り道の全てに意味がある

どんなに広大なマップも、そこに物語性という名の生命が吹き込まれなければ、それは単なるハリボテでしかない。『ウィッチャー3』で高く評価された「人々の生活が垣間見れる」サイドクエストは本作でも健在だ。基本的にメインストーリーを進めている時以外は自由に街を探索できるのだが、ぶらりと外を歩けば事件に遭遇しない方が珍しく、無数のサイドクエストやアクティビティがあなたを待っている。開発者をして「本作に水増し要素は存在しない。全てが価値や意味を持つよう注力した」と言い切るそのクオリティには度肝を抜かれる事だろう。

独創的なストーリーテリング「ブレインダンス」

ウィッチャーから受け継いだ美点が徹底的に作り込まれたサブコンテンツだとするなら、本作ならではの美点に当たるのが「ブレインダンス」だ。ブレインダンスは一言で言えば“超進化したVR”であり、他人の体験をそのまま疑似体験できる電子ドラッグ的な位置付けのものである。作品世界では特にアダルトコンテンツや犯罪動画などが人気を博しているのだが、本作ではこの未来感あふれる技術を用いて、さながら推理アドベンチャーのような楽しみ方も味わえるのだ。

プレイヤーは自由にカメラを動かし(1人称/3人称の切り替えも可能)、記録内の時間を操作する事で、映像の中から事件の手がかりを見つけ出していく。動画内に写っている物体の情報を集めたり、キャラクター同士の会話に聞き耳を立てたり、時にはサーモグラフィーも活用しながら映像に秘められた謎を解き明かしていくのだ。こうした物語の表現手法一つをとっても、単なる「スニーキングもできるFPS」とは天と地ほどの違いがあることがお分かり頂けるかと思う。

次世代機版に無料アップグレード

買い控えの必要なし！

最後に、実際にソフトを購入する上で極めて重要な情報を記しておきたい。本作の発売日は2020年11月19日であるが、年末にはPS5やXbox Series Xの発売が控えており、熱心なゲーマーほど“次の世代”を意識していることだろう。だが安心してほしい。現世代版を購入することで、将来的に予定されている次世代機版に追加購入無しでアップグレードできることが公式に発表されているのだ。

なお後方互換機能によりPS4版やXbox one版をそのまま次世代機でプレイすることも可能となっている。その為、次世代機版を意識して躊躇することなく、安心して発売日に購入できるのだ。発売を心待ちにしている読者の皆様には、まずは現世代機版で思いっきり楽しんだ後、次世代機版でさらにリッチな体験を味わってほしい。クリアへと至る道筋が無数に存在する本作だからこそ、次のプレイには多くの新たな発見が待っているはずだ。

購入ガイド

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『サイバーパンク2077』の基本情報

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