ミニ四駆超速グランプリ(超速GP/アプリ版ミニ四駆)のセッティングとカスタムの基礎知識となる各パーツごとの役割を解説しています。パーツの役割が分からない、セッティングする際に知っておきたい点などを簡易的にまとめているので参考にしてください。
セッティング(カスタム)とパーツの基礎知識
全てのパーツに共通していること
登場するパーツには、レアリティ、コース適正、ステータス、スキルといったのパラメーターが設定されています。このパラメーターによってパーツ性能が決まるため、各項目がどのような内容なのかは知っておく必要があります。
レアリティは改造スロット数
このゲームにおけるレアリティはパラメーターの高さではなく、改造できるスロット数を意味します。レアリティが4のパーツは4スロットの改造が可能です。改造できるスロット数が多いほど、より多くの改造が施せるようになるため、必然的に性能の高いパーツに強化することができます。最大レアリティは6で、改造はやり直しができないので、しっかりと考えて改造を行いましょう。
関連リンク | |
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▶︎レアリティアップのやり方と必要素材 | ▶︎改造のやり方と注意点 |
それぞれのパーツにコース適性がある【あくまで目安】
属性 | 特徴 |
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ストレート | 直線の加速に優れている |
登り坂 | 登り坂で力強く走ることができる |
コーナー | コーナーを素早く曲がることができる |
コースアウト防止 | マシンが安定しコースアウトしにくくなる |
ジャンプ | ジャンプ後にバランスをくずしにくくなる |
そのパーツがどのコースに適正があるか、という指標になります。レース情報を確認し、コースにあった適正のパーツをセッティングすることで、有利にレースを進めることができるようになります。
ただし、全てそのコースに適したパーツに揃えることだけが正解ではありません。コーナー適正のコースであっても、ストレート部分が多め/少なめなどの差があるので、正解を導き出すことは難しい。しかし、そこが面白さでもあります。
基本ステータスは5つ
「スピード」「パワー」「コーナー安定」「スタミナ耐久」「重さ」の各項目を数値化してランク付けした内容です。ランクはA〜Hの8段階となっており、Aが最も高くなっています。それぞれの項目は、以下の要素に影響します。
項目 | 特徴 |
---|---|
スピード | 数値が高いと最高速度が高くなる |
パワー | 坂を登ることや加速するために必要な要素。 パワーが高いと登り坂に強く、加速が高くなる |
コーナー安定 | コーナーに入る際の速度が早くてもコースアウトしにくくなります |
スタミナ耐久 | 長距離のレースでも性能を落とさず走行できるようになる |
重さ | 軽いマシンは、登り走行や加速などの面で有利となる |
スキルはメリット/デメリット様々な影響を及ぼす
パーツやマシンのステータスに関係してくる能力補正のパラメーターです。「スキル名+数字」で示されていて、数字によって補正の大きさが変わります。スキル名左のアイコンで、プラス補正なのかマイナス補正なのか確認できるようになっており、以下のアイコンとなります。
スキルアイコンをタップすると、各スキルの効果や、詳細な数値が確認できるので、どのようなメリット/デメリットのあるスキルか確認してみると良いでしょう。
アイコン | 内容 |
---|---|
特別効果 | 基本的にプラス補正の効果。 一部のセクションでのみ効果を発揮するものが多い |
プラス効果 | プラス補正の効果。 中には、デメリット効果を併せ持つものや、類似パーツの中でデメリットが少ないことを表すものもあるので注意。 |
マイナス効果 | マイナス補正の効果。 数字が大きくなるとマイナス補正が大きくなる。 |
中立効果 | 条件によってプラスに働いたり、マイナスに働いたりする効果 |
各パーツ(装着部位)の解説
パーツ | ポイントや注意点(簡易版) | 重要性 |
---|---|---|
▼ボディ | ・ボディ特性で決める | ◎ |
▼モーター | ・スピード/パワーに注目 | ★ |
▼ギヤ | ・スピード/パワー/ギヤ比に注目 | ◎ |
▼シャーシ | ・数値の他、スキルのスラストに注目 | ○ |
▼ホイール | ・タイヤとセットで考える、バウンド抑制に注目 | ○ |
▼タイヤ | ・大きさに注意。 | ○ |
▼ステー | ・コースアウト対策に | ○ |
▼ローラー | ・素材と大きさ | ◎ |
▼スタビライザー | ・コースアウト対策 | △ |
▼ウェイト | ・重心調整用 | △ |
▼アクセサリー | ・基本的につけて損はない | ○ |
ボディ
ボディには「ボディ特性」と呼ばれる特殊な補正パラメーターがあり、コースに適したボディ特性を持つボディをセッテクングすると有利に展開することができます。基本はスピードUP、コーナー安定UPのいずれかの特性を持ったボディを選択するのが良いでしょう。
節電UPも有用なボディですが、改造や他のパーツで、スキル「節電」を付けなければ機能しないので序盤ではお勧めできません。
ボディの選び方とおすすめ改造
モーター
スピード(最高速度)とパワー(加速)の値が高いモーターほどより速く走ることができるモーターとなります。性能が高すぎるとコースによってはコースアウトする危険性もありますが、タイム絵の影響が大きいので、まずはモーターの性能を高めましょう。他のパーツと比べて改造や進化の優先度も高めと言えるでしょう。
マシンの心臓部ともいえる重要なパーツの1つです。序盤〜汎用性高く使えるトルクチューンは必ずショップで交換しておきましょう。
モーターの選び方とおすすめ改造
ギヤ
マシンのスピードとパワーのバランスを決めるパーツとなります。パーツ名の「5:1ギヤ」「4:1ギヤ」といった数値はギヤ比と呼ばれるものです。
ギヤ比とは、モーターが何回転するとタイヤが1回転するのかを現した数値です。ギヤ比が大きいとパワーが出るため、加速が高いが最高速度が低い、ギヤ比が小さいとタイヤの回転が速くなるため、加速は低いが最高速度が高くなる、というセッティングになります。
モーターと同じくショップに並んでいることがあるので、見つけた際はとりあえず4:1ギアを交換しておきましょう。
ギヤの選び方とおすすめ改造
シャーシ
ミニ四駆の土台となるパーツとなり、種類によって性能が異なってくるため目的にあったシャーシを選択しましょう。
それぞれ細かい性能差はありますが、もっともレース結果に直結するのがスラスト角。スーパー1シャーシなどは、スラスト角が非常に高くコーナー減速が高くなっています。コースアウトが打開できない際は採用してみましょう。
スピードが足りない場合はタイプ2などのスラスト1シャーシがお勧めです。
ホイール
ホイールには「小径」「小径ローハイト」「大径」があります。小径は加速が高く、最高速度が低いといった特徴があり、大径は加速が低く、最高速度が高いといった特徴があります。小径ローハイトは小径と大径の中間の性能となります。
多くのコースではフロイント小径、リヤ大径の組み合わせが非常に優秀になっているので、それに沿った大きさのホイールを選びましょう。
ただし、コースアウトがひどい場合は小径&小径を試してみるのもお勧めです。
※パーツ名のリア/フロントは揃える必要はありません。
ホイールの選び方とおすすめ改造
タイヤ
タイヤはホイールのサイズによって装着できるパーツが決定されます。また、幅と素材によって性能や適正も異なるため、マシンのコンセプトやコースに応じてセッティングしていきましょう。
序盤はノーマルタイヤで十分ですので、ホイールサイズに適した物を選択しましょう。
※パーツ名のリア/フロントは揃える必要はありません。
タイヤの選び方とおすすめ改造
素材 | 特徴 |
---|---|
レストンスポンジ ノーマルスポンジ |
加速が高くなる/バウンドしにくい |
スリック ノーマル |
コーナー速度が高い |
スパイク | オフロードでの性能が高い |
ステー
マシンのスピードを制御したり、スタミナ耐久を高めてくれるパーツです。一部のステーには、ローラーの最大装着数が増えるものもあります。
フロント、サイド、リヤの3箇所それぞれに装着でき、パーツによって装着場所が異なります。また、素材によって性能が変わり、例としてはプラは軽いので軽量化できますが、耐久が低めとなります。一方でFRPは少し重くなりますが、耐久性を上げたパーツとなっています。
ステーの選び方とおすすめ改造
序盤はステーなしでOK
序盤は軽量化メインでサクサク進めることができます。ステーは装着なしでも問題ないパーツですので、序盤は無視していきましょう。
コースアウトの対策にフロントステーを採用
フロントステーはコーナー減速に大きく影響を与えることができるパーツです。コーナーでコースアウトしてしまう場合は、フロントステーを採用し、それでもダメな場合はよりスラスト角の高いフロントステーを採用しましょう。
ローラー
スムーズにコーナーを走行するためのパーツとなり、直径(大きさ)と素材によって性能が異なります。ローラーの直径が小さいほどコーナー速度が高く、大きいほどコーナーでのマシン性能の低下を防いでくれるようになります。また、ベアリングのついたローラーは減速効果が少なく優秀です。
素材 | 特徴 |
---|---|
プラ | コーナー速度が高い |
ゴム | コーナリングの安定性が高くなるがスピードが遅くなる |
アルミ | 耐久性を高くする |
また、ローラーをつける数や位置によってもマシンの性能が変わってきます。ローラーの位置と数はシャーシやステーと連動しているため、あわせて重要なパーツとなっています。
ローラーの選び方とおすすめ改造
ウィング(ボディオプション)
ボディに装着できるウイングやハイマウント系のパーツが含まれます。ウイングやハイマウント系のパーツをつけることで、高い位置にローラーをつけられるようになりコースアウトしにくくなったりします。
スタビライザー
走行時にセクションの壁に触れてマシンを減速させ安定させるパーツです。数が多くなるほど、より高い効果を発揮します。早すぎてコースアウトしてしまう場合などに装着しましょう。
ウェイト
マシンの重量バランスを調整するためのパーツで、上級者向きのパーツであると位置付けられています。重心をウェイトで変えてあげることで安定性が増すようになります。
マシンは基本的に軽い方が有利ですが、マシンの重心が前後どちらかに傾いているとジャンプ時などにバランスを崩し、コースアウトしてしまいます。そういった場合は重りなどで重心を調整してあげましょう。
重心はマシン診断にて確認することができます。
重心の調べ方と調整する方法
アクセサリー
マシンの性能をさらに高くしたいときに、追加で取り付けることでのできるパーツです。ターミナルやシャフトなど様々な種類がありますが、最大4種類までの装着可能となっています。
ものにもよりますが、初期からマシンについている目に見えない必須パーツ(ピニオンギヤやシャフトなど)を上位パーツに差し替えるといった位置付けのものが多く、重さに大きな影響を出さずにマシン性能をあげることができるので優先して取り付けてあげると良いでしょう。
7/1時点で実装されているアクセサリーから、以下の数値が逆算できます。クラウンギヤは未実装のため残りの数値からの予想となります。
パーツ分類 | ギヤ負荷 | スピードロス | パワーロス |
---|---|---|---|
ピニオンギヤ | 700 | 0 | 400 |
シャフト | 0 | 1200 | 0 |
軸受け(ベアリング) | 0 | 1200 | 0 |
プロペラシャフト | 700 | 0 | 300 |
ギヤシャフト | 700 | 0 | 300 |
クラウンギヤ(未実装) | 700(?) | 0 | 300(?) |
セッティングに迷った場合
まずは走るコースを確認する
レースに勝てない場合や、セッティングに迷った場合、まずはこれから走るコースを確認しましょう。ストレートが多いのか、コーナーが多いのか、登り坂に注意しなければいけないの、そういった点が分かるだけで、セッティングの方向性を定めることができます。
属性を意識してパーツを採用
パーツの属性で揃える=速いマシンとはなりませんが、コースに合わせたセッティングをすることで安定性は増します。シャーシやモーターなど、コースを見たうえでセッティングすることで適正なマシンをセッティングすることが可能です。
ヘルプにも目を通す
セッティングに迷った場合、ゲーム内のヘルプも確認してみましょう。パーツの説明をはじめ詳しい内容の記載があるため、迷った場合に参考とするも1つの方法です。
レース攻略で紹介されているパーツは残念ながらあまり有用でないことが多いですが、セッティングの考え方の勉強や、そのコースの気をつけるべき点を理解するのには有用なので、GPレースが切り替わったら目を通しておくのがおすすめです。