FGO(FateGO、Fate/Grand Order)にも登場するギルガメッシュが唯一「友」と呼び、肩を並べる存在、エルキドゥ。ギルガメッシュが何故エルキドゥを友と呼ぶのかFateの世界観、元ネタを基に考察していみました。FGOでも第七特異点「絶対魔獣戦線バビロニア」でエルキドゥの登場が予想されています。この機会に英雄王の行動理念についても考察してみると、FGOがより楽しくなるかもしれません。

ギルガメッシュとエルキドゥ

Fateにおけるギルガメッシュとその切り札

ギルガメッシュ‗小画像

絶対強者

Fate世界において最強のサーヴァントと名高い英雄たちの王、ギルガメッシュ。あらゆる宝具の原典を財として所有し、更に圧倒的な力を持った独自の宝具『乖離剣エア』も持ち合わせている。その力は原作者である”奈須きのこ”直々に『最強のサーヴァント』と明言されるほどのもの。

ギルガメッシュの切り札

『乖離剣エア』はギルガメッシュの切り札である。しかし、エア以上にギルガメッシュが信頼する宝具がある。かつて天の牡牛との戦いにおいて彼の者を捕縛したという”神を律する鎖”、天の鎖(エルキドゥ)である。対象の神性ランクが高ければ高いほど破壊が困難となるこの鎖を、ギルガメッシュは「友」と呼び、好んで使用している。

成田良悟による外伝作品『Fate/strange Fake』においては天の鎖の原型となった友、エルキドゥ本人が登場。己が対等と認める相手の出現に、ギルガメッシュも本気で戦うことを決意し凄烈な戦いを繰り広げることとなる。

Fake1巻 Fake2巻 Fake3巻
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叙事詩におけるエルキドゥとFate世界におけるエルキドゥ

叙情詩におけるエルキドゥ

Fate的解釈を挟まないエルキドゥ

“ギルガメッシュ叙事詩”におけるエルキドゥ、つまりFate的解釈を挟まないエルキドゥは、暴君たるギルガメッシュを諌めるために神々が粘土によって作り出した存在の名である。一度はギルガメッシュと争い合うも互いの力を認めあい、その後は数々の冒険、戦いを共にくぐり抜けることとなった。

だが、天の牡牛との戦いの折、女神イシュタルの怒りに触れたことでエルキドゥは死んでしまう。対等な存在であった彼の死に衝撃を受けたギルガメッシュは、後に不老不死の霊薬を求めたという。

Fate世界におけるエルキドゥ

二人の出会い

Fateの世界において、エルキドゥとはかつて、自我も、人の形もない存在であった。ギルガメッシュが暴君として君臨することを予見した神々によって作られた兵器である彼には理性が備わっていなかったのである。しかし、神殿において神に仕える娼婦、聖娼シャハムトと出会うことて知性を得、そして人の姿を獲得したのである。ギルガメッシュは本来、人々がその発展に伴い在り方を変えてしまうことを恐れて、神々が生み出した王であった。

神と人々の関係を繋ぎ止めるための”神の楔”であったが、神ではなくさりとて人の身でもない半人半神として生まれた彼は、彼独自の視点を得た。
そのために、公明正大な人物であり人々の思い描く理想の少年王であったギルガメッシュは、成長に伴い己の在り方を変えてしまった。

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かくして暴君と化したギルガメッシュと、それを諌めるために生まれたエルキドゥは対峙した。エルキドゥの身体は自在に変化しあらゆる武器となり、それに対抗するためにギルガメッシュも全力を尽くし戦いあったという。

神によって生み出されたもの同士だからか、出会う前から惹かれ合っていたがために、エルキドゥは彼が暴君である理由を理解していた。暴君として神を廃し人を憎む。

これは神を敬い人々を愛したギルガメッシュが定めた在り方であり、神でもなく人でもない彼が孤高の王として選んだ道であった。それを理解しながらエルキドゥは己の役目を果たすために戦ったが決着はつかず、この一件を機にギルガメッシュはエルキドゥの力を認めるところとなったのである。蒐集家であるギルガメッシュが己の財宝を湯水のように投じるようになったのはこの戦いからであるという。

ギルガメッシュが「友」と呼ぶ存在

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共に在るもの

戦いののち、ギルガメッシュとエルキドゥは対等の存在となった。数々の困難をくぐり抜け、様々なことを語り合ったという。しかし、エルキドゥはそれでも彼に強い憧れを感じていた。憎しみを感じてすらいたという。神の道具として作り出された己とは違い、確固たる自我によって神々に逆らった英雄ギルガメッシュに対して強く焦がれていたのである。

神でも人でもない、神に作られた道具。それはギルガメッシュがその行く末を見定めるべきものではない。それはエルキドゥがギルガメッシュと対等であると考える理由であったし、共に居るための理由でもあった。だが、ギルガメッシュはそれを否定した。共に生き、共に語らい、共に戦うもの、それを友と呼ぶのだと。恐らくこの瞬間からエルキドゥは、神々の道具ではなく、ギルガメッシュと共に在るものとなったのではないだろうか。

唯一無二の価値

それでもエルキドゥは、あくまでもギルガメッシュに対して焦がれていたのだろう。己の死の間際にあっても、悲しむギルガメッシュに対して、数ある財宝のうちの一つが失われるだけだと彼は言った。いずれ己を上回る財宝が現れる。その時、『英雄王とともにある財宝』である己は無価値になる。価値があるのは、英雄たる輝きを持ったギルガメッシュただ一人なのだ。

しかしギルガメッシュは彼の価値を高らかに宣言した。未来永劫、ギルガメッシュの友はただ一人であると。それこそがエルキドゥの唯一無二の価値なのだと、そう言ったのだ。そうして、人々を守護するために孤高となった王は、唯一無二の友を喪った孤独の王となったのであった。

天の鎖とエルキドゥ

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唯一無二の友

ギルガメッシュの持つ、”天の鎖”とはなんなのか。断言はされていないが、これまでのことを踏まえれば明白であるように思う。自由自在に身体を変化させる土塊の兵器であるエルキドゥ。天の牡牛を捕らえる際に使用した鎖。鎖を友と呼ぶギルガメッシュ。そして最後に、エルキドゥはその死の間際に『ギルガメッシュの数ある財宝の一つである』と言った事実。

つまり天の鎖とは、まさにエルキドゥその人が鎖へと姿を変えたものなのではないだろうか。とはいえ二人が会話するような様子は全く無いため、『天の牡牛を捕らえた鎖』としてのエルキドゥの姿・機能を再現したようなものであり、イスカンダルの宝具などとは違いあくまでも自我のないものであると推察できる。ギルガメッシュにとっての至高の財宝であり、唯一無二の友。それが天の鎖の正体ではないだろうか。

ギルガメッシュとエルキドゥを知るには

エルキドゥとギルガメッシュの関係性については、基本的にPSPゲームである『Fate/EXTRA CCC』で語られている。今回の記事もおおよそCCCの内容をまとめたものであり、他媒体で見受けられるギルガメッシュのイメージとはまた違った姿を見せてくれるだろう。

彼の人物像を深く知りたいという方は、ぜひCCC本編もチェックしていただきたい。二人が聖杯戦争の上で戦い合うことになる外伝作品、『Fate/strange Fake』も小説・漫画媒体で好評連載中である。

理解が更に深まる!関連サーヴァント考察記事

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参考資料、作品

・Fateのゲーム全般(SN・Hollow・CCC)
・Fate/stay night side material
・Fate/EXTRA material
・Fate/strange Fake

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